「五箇山和紙ができるまで」というテーマで、昨年の春から毎月取材いただいている朝日新聞の特集で、今回は2日間にかけて作業を体験していただきました。12月は「楮蒸し&皮はぎ作業」、1月は表面の茶色い皮を削ぐ「たくり作業」、今回はいよいよ「楮煮&あく抜き&ちりとり作業」です。

 

初日は、一晩池で水に浸しておいた楮の皮を半分に切って、大きな釜で煮る作業です。和紙に必要な成分だけを残すため約3時間煮た後、十分な水で何度も洗いあく抜きをします。

2日目は、煮終えた楮の皮の1本1本からちりやゴミを丁寧に取り除く、和紙づくりの工程の中でも一番根気のいる作業です。

まだ和紙とは程遠い見た目ですが、これからいよいよ紙が漉ける状態へと変化していきます。

 

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