五箇山和紙の里の楮畑(撮影8月29日)

 

上平小学校の楮畑(撮影9月1日)

 

829日(火)に平高校の1年生、91日(金)に上平小学校の56年生がコウゾの「芽かき」作業を体験しました。高校生は前回7月が雨で中止だったため、約2ヶ月ぶりの畑作業となりました。2ヶ月前は膝ほどしかなかったコウゾが、身長よりも高く伸びていて、先生含めみんなとても驚いていました。

小学生も約1ヶ月ぶりでしたが、これから卒業証書になることをイメージしながら、自分のコウゾ(マイ楮)の脇芽取りに汗を流していました。

 

 

脇芽を取る「芽かき」作業は重要で、夏場は頻繁に通って手入れをします。

小さいうちは手で簡単に取れるのですが、残しておくと枝になります。枝になったらハサミで切り落とすしかありません。そうなると切った根本の部分が傷となり、「皮剥ぎ」や「たくり」「ちりとり」など後の作業すべてに影響してきます。

 

暑くて過酷な作業ですが、機械ではできない手作業の大切さを感じる体験となりました。

これから秋にかけて葉っぱが落ち、いよいよ11月に刈り取り(収穫)となります。

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